介助犬について
介助犬とは?
介助犬は、障がいのある方の日常生活を補助するための特別な訓練を受けています。
介助犬とは、手や足に障がいのある方の日常生活における動作の補助をするために特別な訓練を積んだ犬のことです。ユーザーの精神的な支えにもなると言われています。
介助犬が身につけるべき動作はユーザーによって異なるため、それぞれに適した特別なトレーニングが必要となります。しかし介助犬の貸与は無償のため、育成などは寄付金や会員費に支えられています。
介助犬と暮らすことで外出への不安が軽減され、積極的に外出することができるようになったとの声もあります。気軽に出かけられたり近所の人との会話が増えたりと、介助犬を通して社会との繫がりがより深いものとなるでしょう。
2002年5月には「身体障害者補助犬法」が成立し、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を同伴しての社会参加が法的に認められました。
介助犬はまだ数が少なく認知度が低いため、日本ではいまだに入店を拒否されたり、苦情の対象になることも事実です。これからもなお一層の普及活動が必要とされています。
厚生労働省認定「ほじょ犬」マーク
『補助犬』は、介助犬・盲導犬・聴導犬の総称です。
補助犬は「身体障害者補助犬法」により、公共施設や交通機関はもちろん、デパート・ホテル・レストランなどの一般的な施設でも自由に同伴できるようになっています。
補助犬はペットではなく、体の不自由な方の体の一部となって働いています。
社会のマナーもきちんと訓練されており、衛生面でもきちんと管理されています。
お店の入口などでこのマークを見かけたり、補助犬を連れている方を見かけた場合は、ご理解・ご協力をお願いいたします。
介助犬のお仕事
介助犬は各ユーザーの障がい内容に合わせて介助をおこないます
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飲食動作の補助
物の拾い上げる、指示した物を持ってくる、ドアの開閉をする
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移動動作の補助
上体おこしを補助する、ベッドへの移動を介助する、階段昇降を介助する
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スイッチ操作の補助
ボトルのフタを開ける、割り箸を割る、おにぎりのパッケージを開ける
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着替え動作の補助
衣服や靴を脱ぐ介助、上着を脱がせる、靴下を脱がせる
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日常動作の補助
車いすを近くに寄せる、車いすを牽引する、歩行を介助する
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体位変更の補助
電気やエレベーターのスイッチを操作する、緊急用チャイムを鳴らす